カシミール地方を巡る武力衝突で、パキスタン軍は10日、敵対するインドへの軍事作戦を開始し、インド軍基地などを攻撃したと発表した。インド軍が7日以降、パキスタン領内などを空爆したことへの報復とみられる。核保有国同士の対立で事態が深刻化している。

インドとパキスタンの軍事衝突が続くカシミール地方で、インドの報復攻撃翌日の8日、両国間での砲撃などが続いた。パキスタン軍は、国内各地でインドの無人機12機を撃墜したと発表し、軍事的緊張が続いている。

インドは、カシミール地方のインド側で４月下旬に発生した観光客襲撃事件を受け、７日にパキスタンのテロリスト施設を攻撃したと発表。パキスタンは１０日未明、インドに対する軍事作戦を開始したと発表した。

インド政府は7日早朝、パキスタン国内および同国と領有権を争うカシミール地方のパキスタン支配地域の計9カ所を攻撃したと発表した。両国をめぐっては先月末、カシミール地方のインド支配地域で観光客が武装集団に銃撃され殺害されたことを受け、パキスタンが貿易停止 ...

インドとパキスタンの両国が領有権を争うカシミール地方のうち、インド側支配地域で4月に起きたテロを発端に対立が激化している。同地方をめぐり両国は過去に3度、戦争を繰り返した。今では「核保有国」となった両国の軍事的緊張が高まっている。

【ニューデリー＝浅野友美、バンコク＝水野哲也】領有権を争うカシミール地方を巡って衝突したインドとパキスタンの両国は７日夜から８日にかけ、それぞれ多数の無人機（ドローン）やミサイルを使った攻撃を受けたと主張し、緊張が高まっている。

【ニューデリー＝浅野友美】インドとパキスタンは７日夜から８日夜にかけ、それぞれ多数の無人機（ドローン）やミサイルを使った攻撃を受けたと主張した。攻撃があったとされる地点は、印パが領有権を争うカシミール地方以外にも拡大し、緊張が続いている。

インド政府は、先月起きたテロ事件への報復として、7日、パキスタン側のイスラム過激派組織の拠点を攻撃したと発表しました。これに対して、パキスタン政府は市民に多くの犠牲者が出ていると激しく反発し、今後さらなる報復に踏み切るかどうかが焦点となっています。

［ラホール／ニューデリー８日 ロイター］ - ...

インド軍は7日、パキスタンと領有権を争うカシミール地方の実効支配線を越え、パキスタンの支配地域などの「テロリストのインフラ施設」を攻撃したと発表した。カシミール地方を巡っては、印パ両国が長年、領有権を主張し、対立の火種になっている。

パキスタン軍は、インド軍の戦闘機５機を７日に撃墜したとしている。インド主要紙ヒンドゥスタン・タイムズによると、インドによる攻撃後、パキスタン軍はカシミール地方のインド支配地域に向け発砲し、民間のインド人１２人が死亡した。核保有国である印パ間の緊張はさ ...

【ニューデリー=岩城聡】パキスタン軍は10日、「インドへの軍事作戦を開始した」との声明を発表した。インド国内の複数の軍事施設を攻撃したと明かした。インド軍が7日から両国が領有権を争うカシミール地方のパキスタン支配地域や、パキスタンの複数の都市を攻撃したことへの反撃とみられる。核保有国同士の軍事的緊張は高まっている。パキスタンのシャリフ首相は10日、核管理を統括する国家指令本部（NCA）を招集し ...