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ベトナムの鉄スクラップ輸入に一服感が台頭した。現地当局が発表した6月の鉄スクラップ輸入量は50万トンで前月と同水準に止まり、4月対比では24%減った。前年同月比では10%増と依然としてプラス成長の過程にあるが拡大スピードがやや緩やかになった。
経済産業省が8日発表した2025年度第2四半期(7―9月)鋼材需要見通しによると、出荷等相当粗鋼需要量は前期実績見込み比0・4%減の2011万トンと3四半期連続で減る。鋼材需要は内需の増が輸出減を補い、全体で伸びる。前年同期比では輸出が大きく落ち、内 ...
東京製鉄宇都宮工場(宇都宮市、小田孝博執行役員工場長)はトータル12億円を投じた2024年度の設備投資が効果を発揮し、25年度で製造コストが大幅に低減するとともに、CO2排出量は前年度比で4・5%削減する。設備投資は全社コスト削減計画「VTokyoS ...
ステンレス配管資材の製造・販売を行うトーステ(本社=大阪市西区、赤路博次社長)は、加工事業強化と営業拠点の再編を進めている。今年4月には加工事業部を設立し、大阪府岸和田市に「岸和田工場」を開設した。さらに関東地区では東京事業所を今月22日に移転するほ ...
電線・ケーブル用導体加工メーカーの三洲電線(本社=愛知県西尾市、鈴木与志成社長)は、保有する特許技術を生かしたより線「MM撚り線」を新たに開発した。通常の電気用導体が主に銅線のみで構成されるのに対し、新製品は特定の層で銅とステンレスを交互に配置してよ ...
日本製鉄は8日、国内店売り向けステンレス鋼板の7月契約価格について、ニッケル系冷延薄板と厚中板、クロム系冷延薄板をそれぞれ据え置くと発表した。価格の据え置きはニッケル系が4月契約の価格改定見送り以来3カ月ぶり、クロム系は4カ月連続。原料価格の変動が小 ...
リン青銅・洋白メーカーの清峰金属工業(本社=茨城県つくば市、清峰俊太郎社長)は2026年3月期の売上高が前期比で5―10%増えると見込む。スマートフォンなど民生向けでのユーザーの在庫調整の一巡が寄与する。清峰社長は「足元でも納期の問い合わせが増えてお ...
特殊鋼流通大手の松岡特殊鋼(本社=名古屋市中川区)はこのほど、津島工場(愛知県津島市)にパルスカッティングバンドソーを導入し、今月から稼働を開始した。従来機の老朽化に伴う能力増強更新で、切断加工を高速化できる新鋭機でリードタイムの一段の短縮を図る。投 ...
三井金属は8日、7月積み亜鉛建値をトン6000円安の44万5000円に改定したと発表した。指標となるロンドン金属取引所(LME)亜鉛現物相場が反落したことを映した。月内推定平均は44万6400円になった。 最新の産業新聞ヘッドラインをいち早くお届け ...
「入社9年目になってから仕事が一通り身についたと感じる。薄板営業が楽しくなってきた」と笑顔で語る。 大学時代にセルフ式のガソリンスタンドでアルバイトをしたのがきっかけで自動車が好きになり、車種を覚えるようになった。半分以上が鉄でできていることを知り、鉄に興味を持つように。バイト先での経験から営業職を志し、新卒就職エージェントの紹介でサミットスチールに応募した。 コイルセンター(CC)について調べる ...
鉄鋼産業懇談会の廣瀬孝会長(日本製鉄副社長)は、8日開催の会議後に米国の関税政策による日本の自動車産業と鉄鋼輸出への影響について「自動車産業については減産など大きな影響はまだ顕在化していない。鉄鋼の輸出については実数として減少傾向にあり、じわじわと影響は出てくるだろう。 最新の産業新聞ヘッドラインをいち早くお届け 産業新聞のバックナンバーをPDFで販売 産業新聞に掲載された記事を検索できるサービス ...
東京製鉄は6月から、宇都宮工場(宇都宮市、工場長=小田孝博執行役員)で生産するH形鋼について、新たにSM490AとSN400Bの700サイズを追加し、宇都宮の全サイズで高規格H形鋼の生産が可能になった。700はジャンボサイズの領域になり、主に中・低層 ...